284号─平成27年9月発行
栃屋の森のギャラリー&カフェ
彫刻家・佐々木大樹氏のアトリエを改修したギャラリー。庭にはバラ園が広がり、豊かな緑が訪れる人々の心を癒やす。里山の風景のなかで魅力的な作品を眺め、ゆっくりと静かにくつろぐひととき。店主夫妻のさりげない心配りが感じられるこの空間には、あたたかな心の交流がある。
文・筧秀峰・結城美栄子
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283号─平成27年8月発行
古刹・辻徳法寺 法宝物
黒部市の辻徳法寺にある阿弥陀如来像が、国内で三番目に古い鉄製仏像であると判明した。およそ八百年前につくられた鉄仏は保存状態もよく、立山信仰の中世史をうかがい知ることができる。寺にはほかにも親鸞聖人ゆかりの宝物が残り、地域に開かれた寺として多彩なイベントを行っている。
文・加藤基樹・尾田武雄
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282号─平成27年7月発行
農家レストラン大門
屋敷林に囲まれた伝統家屋を改装し、平成二十七年三月にオープンした「農家レストラン大門」。アズマダチの広い空間で郷土料理を提供し、散居村の空き家対策の新たなモデルとして注目されている。味はもちろん、器にもしつらえにも食文化や歴史を受け継ぐ地域住民の願いが込められている。
文・高柳謙治・清水照雄
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281号─平成27年6月発行
《高志の群像》高柳謙治 ヤーコンとともに
ヤーコンは南米原産で、地下にできるイモを食す。まだ一般にはなじみの少ない野菜であるが、含まれる成分に整腸作用があり「健康野菜」として注目を集めている。ふるさとでの新しい野菜づくりをめざす高柳謙治氏は、ヤーコンの魅力に取りつかれ、この新野菜の普及に情熱を注いでいる。
文・高柳謙治・清水照雄
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